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雑誌│すめる号外 #COVID-19

2,200円

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■雑誌「すめる」について 本誌はものづくりやアート関わる人を紹介する雑誌です。作品制作においてクリエイターは、世界をどのような視点で観察し、何を思考するのか、その制作における解像度と考え方を、クリエイターへのインタビュー。また、作品の紹介を通して探ってゆく雑誌です。 ■掲載作家 サヌキナオヤ/西田秀己/関真奈美/原葉太/神馬啓佑/渡邉朋也/きりとりめでる/守屋友樹 ■書籍の仕様案 判型:A6 頁数:279ページ 価格:2200円(税込) 部数:200部(表紙は2種類あります) 発行日:2022年10月27日 ■書籍の内容 アーティストや文化芸術に関わる人たちにとって、移り変わる季節をどのように見ているのでしょうか。2020年2月から少し先の未来を想像することが困難になってしまったように思います。 2020年3月に京都は、東京に遅れて緊急事態宣言を発令しました。同時に『ソーシャルディスタンス/フィジカルディスタンス/濃厚接触』という曖昧な距離を暗示させる言葉を耳にすることが増えました。誰かに会いたいけど、会いにくいせいか自然と外出を控える時期がありました。肌寒くて羽織っていたスウェットから暑さから少しでも逃れようと半袖Tシャツに変わっているように、いつの間にか蝉の鳴声が聞こえ始めていました。桜の色や香り、日向のあたたかさ、毎年感じていた春を忘れてしまったようでした。もしかしたら、春だけでなく夏や秋、冬さえも忘れてしまう一年となってしまうのではと想像しています。 COVID-19による影響は、病への不安を生んだだけでなく、あらゆる問題(差別や暴力など)を露出させました。自分の居場所であった部屋は、安らぎと時間を喪失していたのかもしれません。インターネットは開かれていて、常に情報を更新しています。驚きが続くあまり驚くことに疲れ、なるべく現状から目を逸らしたくなるようなものでした。そして、部屋と外界との境目となる扉は、外界に対する具体的な距離や隔たりとして意味が強まったように思います。今や扉(他者の・誰かの)を軽やかにくぐることが難しくなってしまったのか、或いは僕の心身が遠く重くなってしまったのか。曖昧だった輪郭が突然はっきりと線を引いてしまったようで驚きと動揺を隠せません。 〈すめる〉号外は、『季節を忘れる』と『隔たり:距離』といったふたつのテーマをもって緊急事態宣言以前から以後、そして、今とこれからを思い出せるような記録集です。 ■クレジット デザイン:岡田和奈佳 編集:守屋友樹/来 海 ※表紙が2種類ありどちらか1種類が届きます

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